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FLB は、ユーザーが構成可能なポリシーに従って、フローレコードを効率的に管理、収集し、さまざまなコレクターに割り当てる調整センターです。 単一または複数のルーターからコレクターグループおよびフロー分析システムにエクスポートされた大量のフローレコードを負荷分散またはフィルタリングできます。

機能

GenieATM FLB の主な機能:

  • フロー取得 NetFlow™、NetStream™、sFlow®、JFlow、IPFIX など複数のデータソースから収集します。
  • 負荷分散 設定されたフローバランシングポリシーに従って、GenieATM コレクタグループへのフローレコードパケットをロードバランシングします。
  • フローリレー 受信したフロー・パケットを各メ。
  • フローの選択 設定されたフローフィルタリングポリシーに従って、フローレコードパケットをフィルタリングして特定のシステムにディスパッチします。

利点

動的割り付け
GenieATM コレクタへの過負荷や未活用の原因となるネットワーク・トラフィックの不均衡を解消します。FLB を活用すれば、ルーター間の仕事量がアンバランスになっている状況でネットワーク管理者が手動で負荷の調整を行う必要がなくなります。また、コレクタはすべてプラグイン実装できますので、実装に要する技術的な作業は最小限ですみます。
高い可用性
FLB ならば、高い可用性とフォールトトレランス機能により、ご利用の GenieATM システムを強化することができます。手動で冗長構成とアクティブ/スタンバイ構成を切り替える必要はなく、コレクタに障害が発生した場合は当該コレクタへのフローレコードを同じクラスタ内の別の健全なコレクタに迂回させます。これにより、バックアップデバイスを追加する必要なくシームレスな冗長性を確保することが可能です。
投資をムダにしない
ルーター容量はネットワークの規模に応じて拡張されるため、単独のトラフィック・データソースが単独フローコレクタの最大容量を超過すると、そのコレクターの冗長化が必要になります。FLBは、1 秒当たりフローレートの高いトラフィックを低容量のコレクタに分散し、ネットワーク上のすべてのコレクタを冗長化させることなく利用状況を均等化します。GenieATM FLB ならばすべてのコレクタを有効活用することができ、投資がムダになりません。
フロー競合の解消
複数のフローベース・ベンダー・ソリューションをネットワークに展開している場合、複数のルーターから複数の宛先にフロー・パケットをエクスポートするとルーターのリソースが枯渇してしまう恐れがあります。FLB ならば、ネットワーク上のすべてのルーターのフロー・パケットを集約して必要な宛先に複製または分散させるため、各ルーターのリソース消費が安定化します。
リソースの節約
すべてのルーターからのすべてのフローレコードを分析することは、大変な作業になる可能性があります。 したがって、フォーカスして分析したいトラフィックに関する属性がわかっている場合には、フローフィルタでフィルタポリシーを指定して、GenieATM リソースのためのフローを選別することができます。
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